よくいただくご質問、お問い合わせにお応えいたします。

インプラント治療は入れ歯、ブリッジ、差し歯などの他の治療に比べて、どこがどのように違うのですか?

まず「部分入れ歯」と比べてみましょう。部分入れ歯の場合、次のようなメリット、デメリットがあります。●がデメリット ○がメリット(以下同じです)

●違和感がなかなかとれず、継続する。
●現存する歯にバネをかけて固定するため、健康な歯に負担がかかり、その歯の寿命を縮める可能性がある。
●正しい発音・発声の障害になることがある。
●取り外しての洗浄が面倒。
◯健康保険が適応されるので、一時的な負担は少ない。
◯約1~2カ月の治療期間ですむ(その後の調整は必要)。

2本の欠損歯のために、他の多くの歯にバネをかけて負担を強いています。
バネが外から見えて、入れ歯をしていることはわかってしまいます。

それにくらべて、「インプラント」ではこんなメリットがあります。
◯現存する健康な歯に負担をかけない。
◯違和感がほとんどない。
◯自然できれいな歯並びが実現できる。
◯基本的に天然歯と同じ手入れで済む。
◯保険適応外治療なので、費用はかかるが、何度も入れ歯を作り替えた場合の費用、費やす時間と比べると、決して高いとは言えない。
●治療期間が3カ月~1年程度(その後も咳み合わせ等、検診が必要)

次に「総入れ歯」の場合と比べてみましょう。
●歯肉との吸着力で支えているので、ガタつきやすく、噛む力が弱い。
●粘膜を覆う部分があるので、味覚を感じにくくなる。
● 唾液の分泌障害がおこる場合があり、胃腸などに悪影響を与える可能性 がある。
●毎日取り外して、念入りな手入れが必要。

◯健康保険が適応されるので、一時的な負担は少ない。
◯約1~2カ月の治療期間ですむ(その後の調整は必要)。

これに対し、「インプラント」ではこんな特徴があります。
◯顎(あご)の骨に固定されているのでガタついたり痛みを感じたりす ることがなく、噛む力も自分の歯と変わらない。
◯味覚に影響しない。
◯噛む力を維持することで健康にいい影響を与える。認知症の発生率が少ないというデータもある。
◯ 基本的に天然歯と同じ手入れで済む。
◯保険適用外治療なので、費用はかかるが、何度も入れ歯を作り替える費用、費やす時間を考えると、けっして高いとは言えない。
● 治療期間が3カ月~1年程度(その後も咳み合わせ等検診が必要)。

最後に「差し歯(ブリッジ)」の場合と比べてみましょう。
●抜けた歯の両隣りの歯を支えにするので、健康な歯を削るケースが多い。
●支えに使われた健康な歯が、健康を損なう可能性がある。
●基本的に健康保険適応だが、欠損部や材質によっては高額になることもある。
●空気がもれて、発音が困難になる場合がある。
●歯がない部分は骨が痩せ、将来のインプラント治療の障害になる。

左右の健康な歯を削る必要があります。
金属色で、明らかに天然歯と異なり違和感があります。

これに対して、「インプラント」ではこんな特徴があります。
◯失った部分のみ、歯を作ることができるので他の歯に悪影響がない。
◯違和感がほとんどない。
●保険適用外治療なので一時的には費用がかかる。
◯発音や発声が変わらない。

◯インプラントを入れているので、骨が痩せにくい。

このようにインプラント治療は他の治療に比べて、非常に優位な治療法だと言えます。費用の負担は個々の価値観の問題でもありますが、治療後の人生のメリットを考えると、十二分な価値があると言い切れます。また手術に対する不安ですが、立山歯科では、安心して治療に望んでいただけるよう、医師、スタッフが心を込めてバックアップしています。

インプラント治療はだれでもできますか?

今の歯の状態にかかわらず、ほとんどの場合、どなたにも可能です。入れ歯、特にプリッジ治療に比べても、適応範囲は非常に広いのが特徴です。 これまで歯を支えていた骨の状態が一番のポイントになりますが、立山歯科グループでしたら、骨を造成させることも可能ですので、他の歯科医院 でインプラント治療が不可能だと言われた場合も、ご相談下さい。ただし、骨粗鬆症の場合はまれに不可能な場合もあり、また糖尿病などの慢性疾患をお持ちの方、妊娠中の方にはおすすめできない場合もあります。

費用について詳しく教えてください。また支払い方法はどんなふうになりますか?

立山歯科グループでは全医院が共通した料金で行っています。インプラント埋入が1本あたり20万円~25万円に。また上部構造物(歯)が15万円を目安にされてください。他院に比べて、少し高めの場合もありますが、これは信頼度の高いインプラントを使用する、安全な手術環境を提供することなど、将来にわたって不安なく機能するインプラント治療を行うためのものです。また、インプラントを装着する骨の状態が悪い場合、骨移植をして骨を増やし、丈夫にする処置が必要ですので、別途費用がかかります。他にレントゲン費用、検査費用、投薬費用などがかかりますが、どんな場合でも事前にお見積り、ご説明し、患者様の意志の確認をいたしますので 「予定以上の費用がかかった」ということは絶対にありません。なお支払い方法についてはご相談に応じさせていただきます。

治療期間、通院回数などの目安を教えてください。

インプラントは周囲の骨と結合し、安定させる必要があるため、治療期間がある程度かかるという特徴があります。手術後、インプラントと骨がしっかり結合するまでの間、定期的に検診を行い、インプラントの状態をチェックします。約6~24週間でインプラントは周囲の骨と完全に結合され、その後にヘッド部(歯)を装着します。その方の骨の状態や結合進行などで大きく変わりますが、あえて治療期間の目安を示すとすれば3カ月~1年をお考えください。 治療計画を決める際にできるだけ正確な期間をお知らせします。通院回数は最低6回程度とお考えください。 さらにきちんと定期的にメンテナンスすることで、インプラントは半永久的に機能し、豊かな食生活を送ることができます。

なぜインプラントにはチタンが使われるのですか?

歯科インプラントには必ず「チタン」という金属が使われます。他の金属では代用できません。これはチタンという金属が歯を支える骨としっかり結びつく特性を生かしたものだからです。ですからインプラント治療は木材やコンクリートに「ネジ」をねじ込むというイメージではなく、その「ネジ」が周囲の組織といっしょになってしっかり固定されるのです。ですから大変、寿命が長く、固定されるので自分の歯と同じように噛めることになるのです。

インプラント治療が適している人はどんな人ですか?

次のような方々にインプラント治療をおすすめしています。
◯入れ歯やプリッジに違和感を感じている。
◯入れ歯、ブリッジで発音や発声ができにくい。
◯入れ歯やブリッジで堅いものが食べられない。
◯入れ歯などの治療を行いロ臭がひどくなった。
◯銀歯の入れ歯、ブリッジが気になって人前に出たくなくなった。
インプラント先進国では、ブリッジ治療への評価が低く、歯科医師教育の際に「ブリッジ治療を教えなくなった」という事実もあります。

金属アレルギーなどを起こすことはありませんか?

インプラント治療に使われる「チタン」という金属は、ほぼ100%アレルギー反応や拒否反応はありません。歯科だけでなく整形外科などの治療でも使われている大変、カラダに安全な金属です。もしご不安があれば、事前のアレルギーチェックもできますので、お申し出ください。

インプラントが壊れたり、抜けたりすることはありませんか?

チタンは大変、強度の高い金属ですので、曲がったり割れたりすることはまずありえません。また虫歯になったり歯周病菌に影響を受けることもないのでご安心ください。ストローマンインプラントを例にとると、5年後インプラントは99%以上、10年後でも95%以上健全に機能していることが、数々の研究論文から確認されています。ごくまれなことですが、非常に大きな力が一部の方向から加わった場合、抜けることがあります。万が一、そんなことが起こった場合は、サイズの大きいインプラントを入れることで解決します。

喫煙者でもインプラント治療ができますか?

喫煙者だからインプラント治療ができないことはありません。ただインプラントを装着する骨の造成が必要な場合は、できるだけ禁煙をしていただきたいと思います。いずれにしてもタバコは歯や歯肉にもダメージを与え口内環境に悪い影響を与えますので、喫煙者の方は、インプラント治療を機会にぜひ禁煙していただきたいと思います。それがインプラントを含めた口内の健康維持、長寿につながっていきます。

高齢のため、歯が一本もない場合もインプラント治療はできますか?

インプラント治療に年齢はまったく関係がありません。歯が一本のない場合も可能ですし、その場合、インプラント治療がもっとも有意義な状態だとも言えます。ただ問題は歯の有無ではなくインプラント治療を埋入だけの十分な骨が残っているかです。立山歯科グループでは、CTなどを使って骨の状態を把握し、難しい場合は骨の造成(再生)も可能です。どうか希望をもって治療に望んでくだ さい。

インプラント治療は どの歯科医師でもできるものなのですか?

今、インプラント治療をPRする歯科医院が増えていますが、インプラント治療は通常の虫歯治療の延長ではありません。医師の技術や経験、設備などが整っているのが、まず第一条件です。また無理のない治療のためには骨の造成が必要なこともあります。具体的にはCTなどの専門設備を持っているか、担当する歯科医師がインプラント治療についての十分な教育を受け実績を持っているか、それを見極めるために多くの症例写真を提示できるかが判断の基準になります。 費用の安さだけで選ぶのはもっとも避けてほしいことです。

インプラントの寿命はどれくらいですか?

ご自分が寿命を迎えるまで機能するとご期待いただいて大丈夫だと思います。ただご自分の歯と同様ですが、歯磨きや歯科医での定期検診など日々のお手入れが悪いと、インプラントの寿命が短くなる可能性もあります。 つまり、インプラント自体に問題はなくても、歯茎や骨が健康な状態を保っていることが条件になります。入れ歯のような面倒な手入れは不要ですが、毎日の歯磨きをきちんとし、歯に関心を持っていただくことが大切です。費用をかけて健康のために入れたインプラント、日々大事にしましょう。

メンテナンスが必要だと聞きましたが、内容や頻度はどれくらいですか?

治療後は、数カ月おきにご来院していただき、検査、メンテナンスを行います。 安定した後は年に2回ほどご来院ください。上部構造物は取り外しができますので、その際、きれいにすることもできます。またインプラントの経過を診るだけでなく、歯周病のチェックなども行い、健康な口内環境を維持できるようにいたします。口内環境の主治医としておつきあいいただければ幸いです。

医療費控除について教えてください。

インプラント治療に健康保険は適応されませんが、医療費控除を受けることで、税金が還付または軽減されます。本人または生計を共にする配偶者や親族の医療費を年間10万円以上支払った場合、年間200万円を限度にして医療費控除が適用されます。確定申告が必要ですので、詳細は歯科医院にお聞きください。

本当にインプラントは自分の歯と同じくらい噛めるのでしょうか?

おせんべいなど堅いものも、ご健康の自分の歯をまったく同じように噛むことができます。入れ歯とは違って、おいしいものを、おいしく食べることができるので生活の喜びが広がり、人生を豊かにするといってもおおげさではありません。 多くの患者様から、喜びの声をいただいています。立山歯科グループは「家族にしてあげたい治療をすべての患者さまへ」という治療方針がありますが、インプラント治療こそ、まさに自分にも家族にもしたい治療と言うことができます。

歯周病でもインプラントは可能ですか?

歯周病の程度によりますが、まず治療をしてからインプラント治療を受けることが基本です。ただ同時にすすめることも可能です。いずれにしても歯周病で、せっかく取付けたインプラントや他の健康な歯に影響がないように、歯周病の治療は大切です。

治療中や治療後の痛みはどの程度ですか?また副作用の心配はありますか?

インプラント手術に伴う痛みの継続期間は通常の抜歯と同じくらいと考えてください。手術は十分に管理された環境で局所麻酔下で行います。長い間、痛みに悩まされるということはありません。また、正しい診療、手術が行われる限り、副作用の心配はまったくと言っていいほどありません。 インプラントの素材であるチタンという金属は骨などの組織と相性がよく、 骨折の治療などでも使われています。立山歯科グループでは数あるインプラント素材の中でも、最高のものを選んでいます。そのため、他院にくらべ、少し費用がかかりますが、目の前の数万円を節約するより長い目で見た安心をおすすめしたいと思います。

手術にリスクはありますか?また一部報道でインプラント治療の失敗が伝えられていますが。

手術というと恐怖感を抱く方もいらっしゃると思いますが、抜歯も手術であることに変わりありません。リスクとして考えられるのは麻酔や感染によるものですが、立山歯科では、細心の注意をはらって行うことでリスクを最小化して います。また報道されるインプラント治療の失敗例ですが、これは歯科医師の技術的な問題や、衛生管理が問題になっている例がほとんどで、インプラント治療自体のデメリットではありません。立山歯科グループではそんな心配はいりません。

 衛生管理が行き届いた手術室

遠距離でも治療は可能ですか?またそんな例がありますか?

もちろん可能です。実際に立山歯科グループをご信頼いただき、遠方から通院してくださる方もお出でです。交通機関や宿泊についてのご相談も承ります。

インプラント治療後に歯周病になってしまうことが多いと聞きましたが、どうなんでしよう?

インプラント治療により、歯の状態が劇的に改善すると、どうしても手入れを怠ってしまう方も多いようです。ご自分の歯でも同じことですが、 歯を大切にすることを忘れず、定期検診を行っていれば心配はありません。立山歯科では1カ月~3カ月ごとの定期検診をお願いしています。また歯周病の認定医もいますので、万がーの時でも安心です。

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