日本口腔インプラント学会第36回九州支部学術大会レポート

2019年1月26日(土)~27日(日)に沖縄県浦添市てだこホールで開催された日本口腔インプラント学会第36回九州支部学術大会に参加してまいりました!

<講師>林揚春先生、嶋崎恵子先生

<内容>

★抜歯即時埋入の適応症を考える

★専門衛生士教育におけるキーポイント

・インプラント保存には炎症と咬合性外傷を起こさせないこと。

・歯周病患者と非歯周病患者でインプラント周囲炎が起きる確率は5倍。

・インプラント周囲炎は周囲組織の変化を見逃さないこと。

→組織変化を見逃さず、早期発見早期治療はインプラント保存の鍵となる。

現在インプラント治療患者数は人口の約2%、300万人と言われています。それに対し歯科衛生士の就業数は123,831人、その内、インプラント専門衛生士数はわずか0.66%で822人です。

インプラントの長期保存においてメインテナンスは重要な役割を果たします。

そのために専門性の高い衛生士の教育、育成が求められています。

専門的知識や技術の習得はインプラント治療を断片的なものとしてとらえず、総合的に審査、問診、歯周初期治療、外科、補綴、術後管理、メインテナンス等さまざまな分野に介入することで得られるものだと考えます。

また、インプラント治療では歯科医師との連携が不可欠です。

診療内容の報連相で早期発見早期治療そして長期保存ができるよう、自身も研鑽していきたいと思います。

立山歯科 樋口(JSOIインプラント専門歯科衛生士)